自作:メイン自作機を水冷化

aquagate_max_01_2.jpg

そういえばblogに書くの忘れてた。
GW中にメインの自作機を水冷にしますた。
CoolermasterのAquaGateMax限定版という水冷キットがお買い得っぽいので
遙か昔から興味があった水冷化に着手。
キットなので必要なものは大体揃ってるのですが
水冷初心者にはいろいろとはまり要素が・・・

というわけで買った物
CoolermasterのPCケース、HAF922
同社製水冷キット、AquaGateMax限定版

20100501-aquagate_max.jpg

水冷の基本はラジエターの外だし(熱交換を外気でやる)になるんですが
正直言ってケースに固定出来ない物を外に置くのはめんどい・・・
メンテナンスが厄介になりますからね
動かしたときにホースが外れたりしたら大災害になるのは確定的に明らか
と言うわけで、出来るだけケース内に一式入るのが望ましい。
その分冷却性能には目をつむることになるけど。
入れ替え前のケースに水冷用の穴は無いし、内部に搭載スペースがあるわけでもないので
ケースから買い換えですかのう。

というわけでチョイスしたのがHAF922でした。
秋葉原のお店でいろんな角度からじっくり眺めた結果
このケースの上部マウントにAquaGateMaxのラジエターを設置するのはたぶん無理
でもメッシュになってる部分にワッシャーかまして、ずらして設置はたぶんOKと判断
一回り大きなHAF932とかCOSMOSならちゃんと付くんだろうけど、
ケースそのものがでかすぎwwwむりwww
一応ホース外だし用の穴は開いてるから、最後の手段として外だしも可
出来れば中に全部納めたいところなんじゃが。

内部が広いケースなので取り付けは楽ちん
ツールフリーをうたっている割には、ドライバーが無いと作業困難なのはいかがな物かと
精度と質感は悪くないですが、良くもありません。普通ですね。

ラジエターはこんな感じになった。ワッシャー必須。

aquagate_max_07.jpg

さてAquaGateMax限定版ですが
水冷に必要なCPUヘッド、リザーブタンク兼ポンプ兼フローインジケータのESA対応5インチベイユニット
ESA用のセンサーユニット(水路に付ける)x2、ホース、ホース折れコイル、3倍希釈のクーラント液260mlが2本
水冷に必要な物はほぼ付属してるので水冷初心者向けっすね。
ちなみにこれで15000円前後なのでお買い得なのれす。
そろそろ終売のようなので、欲しい人は早めに。

aquagate_max_02.jpg

一応他に必要な物が二つほど

細めのロート
精製水(ドラッグストアで買える)

どっちも必須です。無いと困ります。

取り付けと冷却水注入

aquagate_max_04.jpg

試運転中の様子

aquagate_max_06.jpg

レビューにあったとおり、ホースがめっさ堅い・・・

いきなりシステム全体の電源を入れると、水漏れがあったときに大変なことになるんで
ポンプユニットだけ稼働させて冷却水を循環させ、空気抜きと水漏れのチェックをやる
(ほんとうはケース外でやった方が良いんだけど、繋げてから組み込みってわけにはいかないので・・・)
12vを供給できるACアダプター(HDDをUSBで繋げるキットとかの)か、
ATX電源の13番と14番ピンショート(自己責任で)をやるのがいい

こんなのがあると便利(電源単体起動用スイッチ)
http://www.pc-custom.co.jp/oth13_list.html

さて、冷却水がぐるぐるまわってるのを見ながら過ごしてたら、ケース内に水が垂れてる(´・ω:;.:…
ホースとの接続部分に異常は無い・・・これどっから漏れてんの、と思ったら
5インチベイのユニットからでした・・・。

つまりこういうことです
よーく見てみると、注ぎ口からリザーブタンクの間に隙間があって、
微妙に入らないロートを使って水を入れたら横に漏れてしまったということですね
それがケース内に落ちて来たのでした・・・
電源落として漏れた水を吸い取りつつ、近所のホームセンターに細めのロートを探しに行きました(ノ∀`)
基盤に水がかからなかったのが幸い。

数十分水を循環させ、PCを横倒しにして最後の空気抜き。
おお、堅い動きだったフローインジケータが良くなったwww
水漏れも収まったので他の機器を全部繋いで電源GO
他に水漏れが無いか大変気になるところですが、大丈夫そうです。
水冷化完了のお知らせ。

自作PCの中身02.jpg

一応ESA対応の水冷ユニットですが、nVIDIAの機器が一切無いのでESAのモニターが出来なかった
System Driverを無理矢理導入は出来たが、アプリが起動しないので無理げ
でも3rd PartyのHW Monitor Toolsで水温とファンの回転数が取れるのね。
制御は出来ないけど、モニターだけなら十分な話。

20100508021704-ScreenShot_Window.png

冷却ファンの数値が取れないのは繋いでないからです!
なぜなら2200rpmの12cmファンなので轟音にもほどがある(ノ∀`)
ファンコンに繋いで回転数制御させてます・・・
回転数MAX時の冷却能力はかなりのものなんですけどね。
WaterLevelってなんのことだろう、タンクの容量は9割ぐらいになってるんだけども。
変動するのもわけわかめ。センサー部分の流量とか?

ところでですね
[plain]                      ヘ(^o^)ヘ いいぜ
                       |∧  
                    /  /
                 (^o^)/ てめえが水冷=静音
                 /(  )    と思っているなら
       (^o^) 三   / / >
 \     (\\ 三
 (/o^)  < \ 三 
 ( /
 / く  まずはそのふざけた
       幻想をぶち殺す
[/plain]
だって12cmファンの回転数が2200rpmもあるんだぜwwwテラ轟音www
ファンコンで回転数絞ったらまともになるけど、ポンプの音もそれなりにする
静音PCには絶対にお奨めしない一品
そういうのを重視したいときは単品物を買いそろえろってことですね

一応冷却能力はかなりのもの。
あんまりいいCPUクーラー使ってなかったとはいえ、しばき時の最大温度が15℃下がった
ポンプの能力がもう少し高ければもうちょっと下がるんじゃないかなぁ
後はラジエターの外だしとか、ファンの回転数をデフォルトにするとか
まあ値段の割に優秀なキットなのでは無いかと。
メンテナンスはどうなんだろうなぁ、CPUの載せ替えぐらいなら難しくないとは思うけど。
マザーボードを入れ替えるときに干渉するかもしれない。

人にはあんまりお勧めしないけど、自作遊びの方向性としてはありだと思われる。
でも水没は勘弁な。

タイトルとURLをコピーしました